空気少女宇佐羽えあ レビュー

 「空気少女宇佐羽えあ」は以前から気にはなっていましたが、一方で「所詮エアドールだろ?」と購入に踏み切れない自分も居ました。しかし透明なエアドールをカスタマイズして自分好みのドールに仕上げることが出来るというコンセプトに惹かれ一式購入してきました。今日はこの宇佐羽えあをレビューしてみたいと思います。

 今回購入した「宇佐羽えあシリーズ」はこんな感じです、パッケージの宇佐羽えあが可愛いと思ったので忠実にオリジナルでいこうと思います。ちなみにうさぎの顔はリュックで中に衣装一式が入っています。

■ 空気少女宇佐羽えあ(本体)

■ えあますく(素顔)

■ えあたいつ

■ えあうぃっぐ(ショート:えあオリジナル)

■ えあこす 羽根うさブランドセット

その他「ポンプ」や「縞パン」も用意しておくといいと思う。

 ところで衣装を除いて本体やオプションはおよそ3000円台です。そこが罠で「全部揃えても10000円位かな?」と甘い気持ちで店頭に行ってフルセット購入したところ、発売直後で強気な価格だったこともあり27000円オーバという感じになってしまいました。うさぎリュックに入っている衣装セットは当時1万数千円しましたので、10000円位かなという見通しが全くもって甘かったのですがw。

 まずは本体を膨らましてみます。LOVEBODY AKIを一回り小さくした感じですが、愛玩的要素もありグローブレベルではありますが、手の表現もあります。この娘の公称身長は120cmとなっており「120cmというと子供?」と思われまそうですが、美乳ですが胸の表現もあります。

 透明なエアドールというと「エアダッチ」の定番ですが、これにオプションのタイツ、マスク、ウィッグで等身大フィギュアのようになるというのですから期待が膨らみます。

 透明ビニールのボディに肌色の全身タイツや顔のマスクを装着するのがこの製品のポイントです。写真は顔を作るマスクのパーツですが、インナーマスク(骨格)とプリントマスク(顔の描いたマスク)で構成されています。ウレタンの骨格の上に顔が印刷されたマスクをかぶせる構造なので、単なる卵形の物体ではなくアニメ顔らしい輪郭が出来上がります。

 このシステムはエアドール界に革命をもたらしたばかりではなく、他社ドールに流用できることもあり様々なドールののっぺら顔を表情付きにすることが出来ました。なお昨年末ころから発売になった新ロッドでは若干表情のタッチが変わっていますので初期の頃と表情が少し異なります。

 現行品のレビューとバリエーションについてはこちらの記事で紹介していますので併せてご覧いただければ幸いです。

 そしてタイツとマスクを装着して部屋にあった縞パンを履かせてみました。予定ではここで感動するはずだったのですが、この段階での正直な感想は「こんな物の為に27000円も散財したのか・・・」という感じでした。すごく後悔したことを今でもはっきり覚えています。

 しかし作業工程はまだ半ばです、そんな後悔の念を払拭するように一気に作業を進めてみました。そしてこれが完成した姿です。

「可愛い・・・。」サラサラの髪の毛でしょうか、それとも衣装のおかげでしょうか?もうエアドールの間抜けな印象はありません。

 「えあこす 羽根うさブランドセット」は10000円オーバで他のコスチュームに比べかなり高い金額です。しかし商品ページに「そのまま子供服にも使えそうなほど」と書いてあったのでその言葉を信じて購入してみましたが、実際子供服に使えるかは別問題として価格に見合った素材と可愛さで満足です。

 布の衣装を着せるとドールに重厚感が出ますし、リュックが衣装入れになっている様な遊び心も気に入りました。リュックの中には彼女が着ているジャンパー、ワンピ、縞ニーソが入っていますが、縞ニーソはボディに合ったヘアピン状の形をしているので履かせやすいのも専用品ならではです。

 長らくオプションが欠品し一時はシリーズ終了かと思われたこの製品ですが、昨年末から再び生産が始まり、基本的なものは容易に手に入る様になりました。このドールの誕生で自分好みに等身大ドールをカスタムするということを覚えましたので、このドールはやはり私にとっても、業界的にも特別な存在だと思います。

 再びシリーズが充実してきた今日、興味を持った方の参考になれば幸いです。ちなみに衣装は110cmサイズの子供服が丁度よい大きさです。

■ 更新履歴

2020年2月7日 再生産が充実してきた為加筆訂正

2012年6月25日 公開

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